ユリ(オリエンタル系 ピンク)
香りは良いけど、見た目があまりアレな例です。
オリエンタル系の、とても良い香りのユリを、ポプリにしようとしました。白に、ピンクのぼかしの入った花弁で、見た目もとてもきれいです。
いつものユリの乾かし方は、花弁を一枚ずつ外して自然乾燥で乾かす、という方法です。
ここまでは、とても順調です。乾かしている間も、ユリの香りが漂っていました。
問題は、このユリのピンクの部分です。4~5日目くらいに、ピンクの部分がどんどん黒っぽくなり、あまり美しと思えない方向に進んでいることが明らかになってきました。
私の経験では、ユリはそんなに嫌な色になったことはあまりありません。フレッシュなときのピンクが保存されるとは思いませんが、そこまで嫌な色になるとは思っていませんでした。
そこで、私としてはいつもはやらない方法で、つまり人工の熱で一気に乾かす方がきれいにできるかもしれない、と思い、あまり乾いていないうちからレンジで乾かすことにしました。(私は基本的に自然乾燥で完全に乾かし、最後の仕上げに短時間レンジにかける方法を採用しています)
下は、レンジ加熱で出来上がったユリの画像です。
生乾きのうちにレンジにかけているので、花弁の縁がほんのり焦げてしまいました。
見た目に「これは美しくない」と思う花弁を2枚捨てました。上の画像に写っているものは、茶色くなってしまったけどこのくらいならセーフだろう、という花弁です。
レンジにかけなければ、少なくとも白い部分はきれいに乾いていたので、レンジ作戦はやって良かったのかどうか分かりません。
香りは、ユリの芳香が残りました。フレッシュのときに比べるとだいぶ薄まりますが、それは自然乾燥でも同じことです。