フジバカマ
フジバカマ
秋の七草のひとつ、フジバカマです。野草なので、自然林などに生えていることもあるのでしょうが、花屋で切り花になっているものの方がおなじみだと思います。
フジバカマは、派手な花ではありません。しかし、芳香性の花なので、花屋にフジバカマがあるとすぐに分かります。
フジバカマは、甘い香りです。甘ったるいという感じではなく、柔らかに甘い、というような香りです。この香りが、ありがたいことに乾いても残ります。
フジバカマでポプリ材料を作る
フジバカマは、比較的早く乾きます。
花を、好きな大きさのかたまりで切って乾かします。
一つ一つの花は小さいので、ある程度のまとまりで乾かした方が良いです。
フジバカマの花は、つぼみの中から糸のように細い花弁が飛び出してくるような咲き方をしますが、これが乾くと、開いてふんわりと丸くなり、乾いた後の方が優しい雰囲気の花になり、嵩も増えます。
フジバカマの香りは、私の感覚では、「和菓子みたい」と思います。なにか、こんな香りの和菓子があるように思うのですが、「あの和菓子に似ている」と言えないので、ただのイメージなのかもしれません。
一瞬、「桜餅に似てる?」と思ったこともあるのですが、もっとフローラルです。
要するに、洋花の甘い香りとは、また違った甘さを感じます。独自性があって、とても良いポプリ材料だと思います。
フジバカマだけでメイン材料にもできますし、ほかの花とも合わせやすいです。
フジバカマの使い方や香りの効果
- 相性の良い材料……ラベンダー、ビャクダン、ラベンダーオイル