ラベンダー

既製品のポプリ用ラベンダー

珍しく既製品のドライラベンダーを買ってみました。

なんとなく白っぽいように感じます(画像のせいではなく実物も白っぽいです)。もっと紫の濃いドライラベンダーの方がよかったなあと、買ってから思いました。

香りは、まさにラベンダーらしい香りです。主材料として活用します。

ラベンダーは、可能であれば自分で乾かして自作したいです。そのためにはフレッシュなラベンダーを入手しなければなりません。
ラベンダーの切り花は、シーズンであれば入手は可能です。あまりたくさんではありませんが、切り花として流通はしています。また、鉢で育てるつもりがあるなら、鉢花で買えます。
なので、花屋で切り花(少ないですが)か鉢で買うか、北海道旅行やハーブ園などに行って切り花か鉢で買う、などの方法でフレッシュなラベンダーを入手し、丸のままドライフラワーとして乾かしたり、花だけ取って乾かしたりすればポプリ材料に作れます。

私が買った既製品のように、出来上がりが30グラムも欲しいのであれば、シーズンに大きな花束で入手し、色も形も良いうちにドライにするのが良いと思いますが、たぶん、結構なお金が必要になります。
そう考えると、ちょっとつまらないですけど、既製品のドライラベンダーを買う方が、安くつくことにはなると思います。

既製品ドライフラワーのラベンダー

私は、たまに花資材屋で買ったドライフラワーのラベンダーを使ってリースなどの仕立てをすることがあります。その時に、良い香りのラベンダーに当たると、それをポプリにも流用します。というか、買うときに、ポプリにも流用できるように、良い香り・色のものを選ぶことが多いです。

上の画像のようなドライフラワーラベンダーを、穂のままで使うこともありますが、私は「ドライフラワーとして扱ったときに、ポロポロ落ちてくる花を拾っておいて使う」ことが多いです。
ドライフラワーのラベンダーは、扱っている最中に、下の画像のようにいくらかの花がこぼれてくるものです。

↑このくらいの量は、買ってきて包装を開けたときにもパラパラ落ちてきます。リース作りなどしていると、もっと落ちてきます。これを捨てるのがあまりにも勿体ないので、拾い集めて瓶にでも入れて保管し、ある程度たまったらポプリに使っています。

拾い集めただけのラベンダーポプリ

↑あるとき、ドライラベンダーでリースを作った後に、散らばったラベンダーの花を拾い集めたらこのくらいの量(大匙1強くらい?)になりました。
この花を、小瓶に入れて、たまに蓋を開けて香りを楽しみます。

ラベンダーくらい強く香るものは、これだけでも立派な単品のポプリと言って良いと思います。まじりっけなしのラベンダー香は、とても魅力的です。
足したければ、ここにラベンダーオイルを足しても良いです。

ラベンダーの良香品種はどれ?

自分で育てたラベンダーでポプリを作るために、良香品種に関する情報を出しておきます。ラベンダーは、すべての品種に、あのラベンダー香があるわけではなく、「くさい」と言われる品種もあります。
自分で香りを確認して入手するなら良いのですが、ネット買いなどで、現物を見ずに買う場合には、下の情報を参考にしてください。

ラベンダーには、大きく分けると二つの系統、スパイカラベンダーとストエカスラベンダーがあります。さらに、スパイカラベンダーはコモンラベンダー系とラバンジン系に分かれるので、「大雑把に言うと3系統ある」と思って良いです。その中で、香りが良いとされている系統は、コモンラベンダーです。

香りの良いコモンラベンダー

コモンラベンダー系で香りのよい品種をいくつか挙げますと、

  • イングリッシュラベンダー
  • 濃紫
  • おかむらさき
  • スパイクラベンダー
  • ウーリーラベンダー
  • イングリッシュ・アルバ
  • ヒデコートラベンダー
  • ようてい
  • ブルーマウンテン
イングリッシュラベンダー
濃紫

↑このようなものがありますが、これ以外にも良香・強香品種はあります。


トルー(イングリッシュ・コモン)・ラベンダー(スパイカ系)/ハーブの苗 9cmポット

ラベンダー・インペリアムジェム(イングリッシュ系) ハーブ苗

コモンラベンダーの血をひくラバンジンラベンダー

ラバンジン系は、イングリッシュラベンダーとスパイクラベンダーを交配させたもので、対暑性が強く、成長が早いのが特徴です。つまり、育てやすさではコモンラベンダー系よりもラバンジンの方が勝ります。 株が大きく育ち、花穂や、葉も大きいものが多いです。

ラバンジンラベンダー系で香りのよい品種は、下のようなものがあります。

  • グロッソラベンダー
  • スーパー

ラベンダー スーパー (ラバンジン系)

香りに要注意のストエカスラベンダー

よく「兎の耳みたい」と言われる包葉がある花が特徴です。かわいらしい花の形から、ガーデナーにも、ギフト用にも非常に人気のある系統なのですが、ストエカスラベンダーは総じてカンファー臭が強く、いわゆるラベンダー香を感じないものが多いです。なので、見た目だけでストエカスラベンダーを選んでしまうと、あの香りが無くてがっかりする人もいるのだと思います。

私は、ストエカス系のラベンダーで、良香だと思うものに出会ったことはありません。よって、ここで良香品種の例を挙げられません。しかし、数あるストエカスラベンダーの中には良香のものもあるかもしれませんし、これから品種改良で生まれることもあるかもしれませんので、一応ここに一項目たてました。(兎耳ラベンダーで良・強香種は、作出されたら多分ものすごく人気が出ます。作出されないとは言えません)

ストエカス系ラベンダーを、香り目的で買うのであれば、必ず香りを確かめましょう。もしくは、どこかしらに「良香」と明記されているものを買いましょう。香りが確認できなければ、とりあえず買わない方が安全です。

苗や種を買うなら……

上記を見ていただくとわかるように、ラベンダーをポプリにしたいと思って種や苗を買うときには、「良香かどうか」がわかっている状態で買いましょう。
どんな香りのものでも花は可愛いですが、自家製ポプリを期待していたのにカンファーくさいものを買ってしまうと、多分、結構がっかりします。

ラベンダーの使い方や香りの効果

  • 相性の良い材料(花)……バラユリ、ムスカリ、ムスクマロウ、水仙スミレ、ホップ、オレンジの花、デルフィニウムカモミール、ベルガモット、ヤロウ、矢車草、カルーナ
  • 相性の良い材料(ハーブ)……レモンヴァーベナ、ローズゼラニウムユーカリミントローズマリー、セージ、バジルローリエ、タイム、レモンバーム、ワームウッド、サザンウッド、タラゴン、マジョラム、レモングラス、オレガノ、パチューリ
  • 相性の良い材料(果皮)……オレンジの皮レモンの皮
  • 相性の良い材料(スパイス)……シナモン、ナツメグ、メース、クローブ、コリアンダー、カルダモン、オールスパイス、スターアニス
  • 相性の良い材料(樹木)……
  • 相性の良い材料(保留剤)……安息香、乳香没薬、ビャクダン、トンカビーンズ、バニラビーンズ、ベチバー、オリスルート、カラマスルート
  • 相性の良い材料(オイル)……ラベンダーオイル、ローズオイル、レモンオイル、アンバーグリスオイル、ミューゲオイル、チュベローズオイル
  • ラベンダー香の効果……虫よけになる、精神を安定させる、リラックスさせる

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です