カスミソウ

カスミソウは、一般の家庭に持ち込まれる可能性が比較的高い花です。

花束に入っていることが多いので、自分では買わなくても家で飾ることがあります。

カスミソウが、ドライフラワーになるのは、よく知られています。ということは、乾かしても鑑賞にたえるということであり、ポプリにも作りやすい、ということです。
ですが、私は個人的にはカスミソウをポプリにするのは好きではありません。ドライフラワーのイメージが強いことと、良い香りのイメージが無いからです。
いえ、「良い香りでない」どころか、「良くない香り」と言うべきかもしれません。

カスミソウは、フレッシュのときから妙な匂いがします。はっきりと「くさい」という人もいて、病院からカスミソウの納品お断りと言われたこともあります。
なぜか、世間一般にあまり認知されていませんが、カスミソウの花束をかかえて「ん?」と思った人は大勢いるはずなのです(たぶん、あれがカスミソウのにおいとは思わないのかもしれません)。

そんなカスミソウは、乾かしてもあの匂いが残ります。フレッシュのときに比べるとだいぶマシになりますが、残ることは残ります。

しかし、カスミソウを使ったポプリを喜んでくれる人もいるので、私はごくたまにですがカスミソウをポプリにします。
乾かす方法は、「枝ごと」と「バラバラ」の二つありますが、ここでは「バラバラ」の方の画像を出します。

カスミソウの花を一つずつ摘み取ります。

花首だけにした、バラバラの状態で乾かします。

枝を丸ごと乾かす方法は、ここでは画像を貼りませんが、要するにドライフラワーのように茎を逆さにして風通しの良い場所に吊るしておく、というものです。これだと、ドライフラワーにしようと思ったらそのままドライフラワーとして飾れます。やはりポプリにしようとなったら、枝から花を切り落とせば良いだけです。最後まで選択肢を絞らずに作りたいときは、「枝ごと」がいいです。

花首だけの「バラバラ」は、「枝ごと」よりも早く乾きあがります。

↑このカスミソウは、2日くらいで乾きました。

この状態のカスミソウは、「これはカスミソウです」と言えば、ちゃんと気づいてもらえます。どうやら、世間の人はカスミソウに結構大きい好感を持っているようで、「カスミソウです」と言うとたいてい「ほんとだ、すてき!」という反応が返ってきます。

カスミソウは、「記念」や「お祝い」「親愛」の意味を持った花束になってやってくることが多い花でもあるので、例えば誕生日にバラとカスミソウの花束をもらったとすると、そのバラとカスミソウでポプリを作ると、いつまでもプレゼントされたときの思い出の品にすることができたりします。

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