ポプリ材料の乾かし方3……電子レンジで加熱する
電子レンジを使用したポプリの作り方
ポプリ材料の乾かし方の一つに、電子レンジで加熱する方法があります。
私の場合、やり方は3つあって、
- 生の材料を、最初からレンジ加熱で乾燥させる
- 自然乾燥させたものの、最後の仕上げ乾燥に、短時間だけレンジにかける
- 生の材料を、短時間だけ電子レンジにかけ、その後自然乾燥する
という方法になります。
私は、基本的には、2の方法、つまり「自然乾燥の仕上げ」に使います。
そして、ごくたまに、3の方法を使います。3をするのは、自家製の花を乾かすときに、「アリマキが潜んでいるのではないか?」と思うときです。摘んできた花を並べて乾かしていて、ふと気が付くと花弁にアリマキが数匹たかっているのを見つけたりすると、私は我慢できずにその花を捨ててしまいます(アリマキを捕ればいいだけじゃない?と言われますが、無理なんです)。そうやって花を捨てないために、あらかじめ数十秒電子レンジにかけ、どこかにアリマキがいたとしても加熱で退治して、その後安心して自然乾燥させていく、という方法をとります。
1の方法は、よほど急いで作る必要があるなど、「そうするしか仕方がない」と思う理由が無いと行いません。電子レンジの力だけで、こげたりせずにきれいに乾燥させる自信が無いからです。
本やネットで、生の材料をレンジにかける方法の解説など見ると、
「天板にペーパーを敷き、花びらを重ならないように並べて3分加熱」
などと大雑把に書いてありますが、私の実験したところでは、3分できれいに、完全に乾燥できる花などほとんど無いです。
本当に、レンジの力だけできれいに乾燥させようとすると、何十秒単位の加熱を何度も繰り返して、材料の場所を変えたり、裏返したりする必要があり、付きっ切りで1時間以上かかると思います。これでは、早く簡単にしたいがためのレンジ利用の意味がありません。
あるいは、最新式の電子レンジなら簡単にできるのかもしれませんが、我が家で5年以上愛用している小さな電子レンジでは「無理だ」と私は断定しまして、「どうしても」という理由が無ければやらないことにしています。
私は、こうやって電子レンジを使っています
私の理想の電子レンジ乾燥のやり方は、あらかじめパリパリになるくらいに自然乾燥で乾かし、その仕上げに30秒ほどレンジ加熱、という工程です。
しかし、たまに面倒になったり、
「この材料を早く仕上げて、次の材料を干し始めたい」とか、
「明日から雨で、広げておいたらむしろ湿ってしまいそう」
などの理由で、パリパリにまでは乾いていない状態のものを、電子レンジで早めに乾燥終了に持ち込むことがあります。
その場合は、材料の様子を見て加熱時間を決めます。
安全策を取りたいなら、長時間加熱はせずに、短い時間で何度も加熱した方が良いです。私は、最長加熱時間は1分にすることに決めています。
電子レンジ使用の失敗例
場合によっては、1分でも「かけすぎた」と後悔することがあります。加熱しすぎると、材料の周辺部分が焦げてしまいます。
たとえば、これが失敗画像ですが……
花びらの縁が焦げてしまっています。
この程度なら、まだ無理やりポプリ材料にできますが、もっと焦げると捨てるしかありません。特に、貴重な材料や、高価な材料、個人的に楽しみにしていた材料を乾かすときには、焦がさないように注意しないと、ダメになったときのがっかり感が大きいので気をつけましょう。
電子レンジ加熱の手順
大した手順ではありませんが、電子レンジ加熱の方法を、以下に記しておきます。
- 天板にクッキングペーパーを敷き、材料を重ならないように並べる
- 材料にふさわしい時間だけ加熱する(30~40秒程度で様子を見る方が安全)
- 十分乾燥させたら、紙の上に広げたまま冷まして粗熱を取る
- 加熱が十分でないと思ったら、もう一度加熱。このときに、必要だと思ったら、材料の上下を返したり、場所を変える。また、十分加熱できているような材料があれば、取り除いて冷ましに入らせ、二度目の加熱にはかけない
- 必要なら、3度目以降の加熱も行う。(焦がさないように注意する)