アメリカトゲアザミ
この花は雑草です。その辺にたくさん生えています(管理人は東京在住です)。
とにかくトゲだらけで、痛そうな花なのですが、アザミらしい美しさを持っています。
この花をポプリにするときには、花を切り開きます。
まず、花首ごと切ってきます。
がくの部分もトゲトゲなので注意して扱います。思いっきり刺さるとかなり痛いです。
がくは、固いわけではないので本当は手でちぎれるのですが、痛いので鋏で切ります。
真っ二つにしまして、
手で花の中身をほぐすようにして出してきます。
花の内部をほぐすと上の画像のようになります。花弁というより、半分以上綿毛なのです。とても細い綿毛の集まりなので、乾くのは早いです。(このような花材は「重ならないように並べる」のは無理ですので、多少重なってもいたしかたなし、と思って乾かします)
二日くらいで上のような状態になります。真っ白でふわふわの綿毛の中に、細い紫の線が走っています。
綿毛が乾いて広がるので、花三つくらいも乾かしたら、かなりの嵩になります。
手軽にたくさんできるのは良いのですが、芳香はありません。少し青っぽい香りがするかな、という程度です。なので、ポプリ材料としてはビジュアル担当になります。綿毛の面白さを生かす使い方をして、香りはほかの良香の花を加えて出します。