ポプリの保留剤とは
ポプリに入れる材料の中に、保留剤というものがあります。(定着剤と言うこともあります)
ポプリの保留剤とは、ポプリ全体の香りをまとめ、香りを長く保たせることのできる材料です。
代表的なものは、
- 樹脂類(乳香、没薬、安息香etc)
- 木や草の根(オリスルート、カラマスルート、ベチバー、シナモンetc)
- スパイス(ナツメグ、トンカビーンズ、バニラビーンズ、クローブ、コリアンダーetc)
- モス類
- 柑橘類の皮
- 種子類(ハイビスカスの実、アンジェリカシード、クミンシードetc)
- 木片(ビャクダン、ビャクシン、杉、鉛筆の削りくずetc)
- あら塩
- オイル類
きちんとしたポプリ書には、「これが無いとポプリにならない」ようなことを書いてありますが、私は気軽に楽しむポプリには加えないこともあります(専門家からするとそんなのはポプリじゃないのかもしれません)。
保留剤として最も有能なものは、オリスルートだと言われています。個人的には「オリスルートが抜きんでている」とも感じないのですが、万能なので、一つ持っておくのは良いと思います。
個人的には、「乳香、没薬、安息香、オリスルート、カラマスルート、柑橘類の皮」の中の、最低でも3種類を常備することにしています。
樹脂やオリスルートをわざわざ買う気が無い人は、すべてのポプリの保留剤を柑橘類の皮でまかなっても良いと思います。