紅花

紅花は、初夏に切り花で良く出回ります。比較的安価で、買いやすい花です。

上の画像は、花一本だけですが、普通は一本の茎に多数の花がついて、安価なのに嵩が大きい花でもあります。

紅花は、ドライフラワーになる花としても知られています。ということは、乾かすのが容易な花だということです。つまり、ポプリにするのも容易です。その割に、紅花のポプリというのはあまり見かけません。

紅花の香りは、実は人によって好き嫌いが大きいのだそうです。甘い香りだと感じる人と、癖のある香りだと感じる人がいるとのこと。(だから良香と癖アリの両方のタグをこの記事につけています)
私自身は、紅花を「薄甘いような香り」と思っています。なので、「癖がある」とは感じておらず、平気でポプリにしてしまうのですが、それを「妙な香りのポプリだなあ」と思う人が、一定数いるということになります。

私としては、「紅花ティー(紅花100%のハーブティー)というのが売っているのだから、人が口に入れて大丈夫なレベルの香りであり、悪い香りのはずがないだろう?」と思うのですが……。
ただ、私も、あまり大量の紅花を瓶に入れているときの香りは、「ん?」と思ったことがあります(紅花は一輪から結構な量が取れるので、2~3本も乾かしたらかなり大量になります)。そのときには、お墓参りのときの菊の葉の香りみたいな風味が、ぐっと表に出てきた気がしました。あの感じが、もっと強調されたら、「癖がある」と感じるかなと思います。

ということを考え合わせまして、私は紅花は主材料にすることはやめています。自分的には「薄甘い香り」と感じているので、主材料にしても本当は大丈夫ではないかと思うのですが、安全策としてそれはやめることにしました。

紅花の乾かし方ですが、非常に簡単で素早くできます。

まず、花のところだけ切ってきます。上の画像には、6個の花首が写っていますが、これは紅花1本から切った量です。
ドライフラワーにも簡単になる花なので、上の画像のまま、丸ごと乾かすのも可能ではあります。しかし、それだとポプリと言うよりドライフラワーの趣の方が濃くなってしまうので、私は花弁をばらして乾かすことにしています。(飾り用に、一個くらい丸ごと乾かしておいても良いかもしれません)

花弁をばらすには、鋏で花を真っ二つにします。

そして、花弁の部分を手でつまんで引っ張り出します。

すると、下の画像のような、細い花弁がわらわらと出てきます。

細い花弁ですし、もともと乾きやすい花なので、お天気によっては一日でも乾きます。(画像の紅花は、3日で乾きました)

↑これが出来上がりです。鮮やかな色と、細い線の繊細さがステキです。
色どり程度に活用するのが、苦手な人もいるかもしれない材料の使い方としては正しいのかもしれません。

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