胡蝶蘭

この胡蝶蘭は、切り花で買ったものです。

もちろん鉢の胡蝶蘭でも、同じようにポプリを作ることができます。

胡蝶蘭のポプリというのは、既製品は見かけたことがありません(私が見ていないだけかもしれませんが)。しかし、ほかの蘭の花はポプリにすることがあるので、胡蝶蘭も同じようにポプリに作ることができるはずです。
ただ、「きれいな胡蝶蘭の花をポプリ用に切る」という作業は、ハードルが高いかもしれません。これを勿体ないと感じるなら、わざわざポプリにしなくても良いと思います。(私はいけばなで胡蝶蘭の切り花を使ったり、花屋の仕事でコサージ用に胡蝶蘭を切ったりすることがあるので、胡蝶蘭関連のハードルが結構低いのです)

というわけで、胡蝶蘭の花を、花首から切りました。

↑このまま、丸ごと乾かしてみようと思います。丸ごと乾かそうと思った理由は、一目で「胡蝶蘭入ってる!」とわかったら、ポプリにも高級感が出るんじゃないかと思ったからです。

でも、肉厚の蘭の花は丸ごとだときれいに乾かないこともあるかもしれないと思い、花弁をばらす乾かし方もしてみました。

↑こちらの方が、断然早く乾きました。
実際の日にちで言うと、ばらした方の花弁は乾くのに8日かかり、丸ごとの方は12日かかりました。

乾いた結果は、下のようになりました。

↑花弁をばらした方。

↑丸ごとの方。

出来上がりの美しさは、どうやら「ばらした方」が上です。薄紙のような繊細さと、意外にもきれいな白い色が魅力的です。
ちなみに、この胡蝶蘭はフレッシュの時から無香で、乾いてもやはり無香でした。なので、ポプリ材料としての良し悪しは、完全に見た目の良し悪しになります。(品種により、香りのある胡蝶蘭もあります。そのような芳香種は乾かしてみたことが無いので、乾いても香りがのこるものなのかどうか分かりません)
では、「胡蝶蘭らしさ」はどうかと言うと、「丸ごとの方」がギリギリ上、というくらいでしょうか。

丸のまま乾かしたものも、どうやら一目で「胡蝶蘭だ」とわかってもらえるようには仕上がりませんでした。しかし、「胡蝶蘭だ」とこちらから説明すれば、「あ、本当だ」とわかってもらえることはできました。
つまり、一見して「高級感あり」とは感じてはもらえないということです。感じてほしければ、説明が必要になります。

以上のことを総合すると、「ほぼ花弁をばらして乾かし、2~3輪を胡蝶蘭アピール用に丸ごと乾かしておき、ポプリにするときにはアピール用を目立つように上に置いて飾りとする」のが良いかと思います。

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