ミモザ

ミモザ

画像のミモザは、切り花で買ったものです。

早春に咲くミモザの花は、最近は庭に植えて咲かせている家も多いです。リースを作る人もいますよね。
直接触れると甘い香りがあり、とてもロマンチックな花です。

ミモザは、乾かすのは容易で、しかもたくさんの花がつくため量を多く作ることができ、ポプリに多用される植物です。が、フレッシュなときの大きな魅力である「ホワホワ感」と「香り」が両方とも残りません。

ホワホワ感とは、下の画像のようなふわっふわにおしべが開いた状態の感じです。

乾くとおしべは縮んでしまい、「ほわんほわん」ではなくなります。ただし、かわいい丸い形は保存されるので、決して醜くなるわけではありません。あの丸さだけでも、十分可愛いです。

ポプリとしては、本当に残念なのが香りです。甘い香りは乾いていくうちに飛んでしまい、青い葉っぱみたいな香りが少しする、くらいになります。つまり、ポプリ材料としては色どり用にしか使えません。

……というような、二つの魅力を失っても、それでもミモザはポプリにしたくなる要素を大きく持っていて、入手するとやはり乾かしてポプリ材料にしてしまいます。

ミモザでポプリ材料を作る

ミモザは、花が多数ついている茎ごと切ります。

そして、紙の上に並べて乾かします。
黄色い玉を一個一個切り離すのは、手間がかかりすぎるし、小さくなりすぎるので、お勧めしません。長い房のまま乾かして、実際にポプリに仕立てるときに、長すぎると思ったらカットすれば良いと思います。

ミモザは、もともとの水分量が少ないのか、とても早く乾きます。お天気が良ければ、1~2日で乾くこともあります。

上が、乾きあがった状態です。「ほわほわ感は失われるが、それでも十分に可愛い」と書いた意味が分かってもらえるかと思います。
ミモザの魅力はとても大きく、こうして出来上がり画像を貼っているだけでも、ちょっと嬉しくなってしまうくらいです。

きれいな黄色、かわいい丸い姿、早春に直結するイメージを、うまくポプリに取り込みたいです。

ミモザの使い方や香りの効果

  • 相性の良い材料……柑橘類、ミント類、マジョラム、オールスパイス

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